English
ページトップへ戻る

患者さんへ

先天性心疾患

先天性心疾患の治療は、国内外の先天性心疾患専門施設で修練を受けたスタッフ(准教授 池田 義、助教 中田 朋宏)が担当しています。手術症例の半数以上は1歳未満であり、NICUのご協力を得て新生児症例の受け入れも積極的に行っています。
過去5年間の手術実績は下の表の通りです。手術総数は年々増加傾向を示しており、大血管転位、総肺静脈還流異常、左心低形成などの複雑心奇形に対しても良好な治療成績をあげています。手術症例数は決して多くありませんが、経験豊富なスタッフが1例1例きめ細かな治療を行ってゆくことが良好な治療成績につながっていると自負しています。
小児の手術においては、どの手術法が優れているのか判断するには長い経過観察期間が必要です。当科では、エビデンスに基づいた手術法を確実に行うことを基本方針としています。以下、主な疾患の治療方針を簡単に示します。

  • ・ 心房中隔欠損: 胸部正中小切開による閉鎖手術を行います。
      多くの場合、無輸血手術が可能です。

  • ・ 心室中隔欠損: 体重増加がわるい場合や肺高血圧がある場合には生後6ヵ月までに
      閉鎖手術を行います。肺高血圧がなければ、体重増加を待って無輸血手術を考慮します。

  • ・ ファロー四徴: 1歳〜2歳で修復手術を行います。乳児期にチアノーゼが強い場合には
      いったん肺動脈短絡手術(ブラロック手術)を行います。乳児期早期に修復手術を行うことも
      可能ですが、短絡手術を行ったのちに修復手術を行う方が自己の肺動脈弁を温存できる
      確率が高いと考えています。

  • ・ 完全型心内膜床欠損: 多くの場合、強い肺高血圧を合併しており、乳児期早期に修復手術が
      必要となります。その時点で体重3kg未満であれば、いったん肺動脈絞扼手術を行い、
      体重増加を待って修復手術を行います。

  • ・ 完全大血管転位: 新生児期に修復手術(ジャテーン手術)を行います。

  • ・ 総肺静脈還流異常: 新生児期に修復手術を行います。

  • ・ 大動脈縮窄・大動脈弓離断: 新生児期に修復手術を行いますが、
      低体重児の場合には大動脈弓再建と肺動脈絞扼術を行う場合もあります。

  • ・ 左心低形成症候群: 原則として新生児期に両側肺動脈絞扼術を行います。
      その後生後1ヵ月をめどにノーウッド手術を行います。

  • ・ 単心室: 新生児・乳児期早期に必要に応じて肺血流調節のための初期治療   (短絡手術、
      肺動脈絞扼術など)を行います。その後、多くの場合は乳児期後半(6ヵ月〜1歳)に
      両方向性グレン手術、2歳前後で心外導管を用いたフォンタン手術(TCPC)を行います。

最近5年間の手術実績

ページトップへ戻る

Contact

京都大学 心臓血管外科(京都大学医学部附属病院心臓血管外科病棟)
〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町54
Tel : 075-751-3788(病棟)075-751-3784(医局) Fax : 075-751-4960
Mail : cvs@kuhp.kyoto-u.ac.jp
Copyright © Department of Cardiovascular Surgery
Graduate School of Medicine, Kyoto University All Rights Reserved.